Web制作 / 17分で読めます
コーポレートサイト制作で最初に決めること|必要ページと発注前チェック
コーポレートサイト制作で迷いやすい必要ページ、情報設計、契約分担、ドメイン管理の確認項目を発注前に整理します。
最近の更新内容
本文、見出し、掲載情報、導線を見直しました。
記事を初回公開しました。
目次
結論:コーポレートサイト制作の発注前に決めるのは「ページ数」より「判断基準」です
コーポレートサイト制作の発注前に止まりやすいのは、デザインの好みよりも、何を載せるか、誰が決めるか、公開後に誰が運用するかが曖昧な状態です。検索上位では制作会社の選び方、必要ページ、費用、制作の流れがよく整理されていますが、発注前の実務で不足しやすいのは次の4点です。
1. 誰が最初に見るサイトなのか
2. その人が確認したい情報をどのページで見せるのか
3. 原稿、写真、権限、ドメインを誰が持つのか
4. 公開後の更新と計測を誰が回すのか
この4点を先に決めると、見積もり比較、社内確認、制作会社への依頼範囲が揃います。逆に曖昧なまま発注すると、トップページはできても、問い合わせ導線、管理権限、公開後改善で迷いが残ります。
コーポレートサイト制作の発注前に整理する4項目
1. 最初の閲覧者を1つ決める
コーポレートサイトは、会社案内、営業資料、採用広報、金融機関向け説明、既存顧客の確認窓口を兼ねます。ただし、最初から全方位へ最適化しようとすると、情報の優先順位が崩れやすくなります。
発注前は、まず次のどれを最優先にするか決めてください。
- 取引先や見込み客の信用確認
- サービス比較と問い合わせ獲得
- 採用候補者への会社説明
- 金融機関や提携先への公式情報提示
閲覧者が決まると、トップページの見出し、必要ページ、問い合わせボタンの位置、実績の見せ方まで一気に決めやすくなります。
2. 必要ページではなく、必要な判断材料を並べる
「会社概要」「サービス」「問い合わせ」が最低限なのはその通りですが、それだけでは発注前に不足しがちな論点が残ります。たとえば、取引先は会社概要だけでなく、事業内容、所在地、担当領域、実績、更新状況も見ます。採用候補者は、事業内容に加えて文化や働き方も見ます。
そのため、発注前の整理は「何ページ作るか」ではなく、「相手に何を判断してもらうか」で考える方が安全です。実務では次の4分類で整理すると漏れを見つけやすくなります。
- 信用確認用: 会社概要、所在地、代表者、連絡先
- 比較検討用: サービス内容、対応範囲、実績、料金の考え方
- 行動導線用: 問い合わせ、資料請求、採用応募
- 運用更新用: お知らせ、事例、ブログ、IRや採用情報
3. 社内で持つものと制作会社へ任せるものを分ける
発注前に決めておきたいのは、制作会社のスキル評価だけではありません。原稿、写真、ロゴ、掲載可否、修正承認、公開判定を誰が持つかも同じくらい重要です。
特に止まりやすいのは次の状態です。
- 原稿は社内で出す前提だが担当者が決まっていない
- 写真はあるが掲載許可の確認が終わっていない
- お知らせは更新したいが、誰が入稿するか決まっていない
- 制作会社の管理画面で更新するのか、自社で更新するのか未定
4. 公開後に計測したい指標を先に決める
発注前は公開までに意識が向きがちですが、コーポレートサイトは公開後の改善が本番です。問い合わせ件数、資料請求、採用応募、よく見られるページ、流入元など、最低限見たい数字を先に決めておくと、制作会社へ「どこまで設定を含めるか」を依頼しやすくなります。
記事を読みながら確認したい比較表
| 見るポイント | 確認したいこと | 判断の目安 |
|---|---|---|
| 現状整理 | 今の課題や条件を書き出す | 後から追加費用や確認漏れを減らせる |
| 比較軸 | 金額以外の違いを並べる | 判断基準が揃う |
| 相談前 | 必要資料と質問項目を決める | 相談後の行き違いを減らせる |
サイト構造はページ数より論理性を優先します
Google は SEO スターター ガイドで、サイトの構築時や改装時には論理的に整理することをすすめています。検索エンジンだけでなく、訪問者もページ間の関係を把握しやすくなるからです。コーポレートサイト制作でも、トップページから会社情報、サービス、実績、問い合わせまでの動線が自然につながる構造を先に決めるべきです。

出典画像: Google Search Central「Google 公式 SEO スターター ガイド」の「サイトを整理する」参照箇所(2026年7月22日取得)
https://developers.google.com/search/docs/fundamentals/seo-starter-guide?hl=ja
制作前は、まず次の4分類でページを分けると整理しやすくなります。
1. 信用確認用: 会社概要、代表メッセージ、所在地、連絡先
2. 比較検討用: サービス内容、料金の考え方、対応範囲、実績
3. 行動導線用: 問い合わせ、資料請求、採用応募
4. 更新運用用: お知らせ、事例、ブログ、IRや採用情報
この分類で不足がないかを見ると、「会社案内だけあるが依頼判断の情報が足りない」「採用に使いたいのに応募導線が弱い」といった抜けを見つけやすくなります。
発注前に準備しておく素材と判断項目
制作会社へ相談する前に、次の項目が揃っていると見積もりと提案の精度が上がります。
- 掲載したいサービスの一覧
- 会社概要、所在地、代表者情報
- 既存ロゴ、写真、パンフレット、営業資料
- 参考にしたい他社サイトと、避けたい表現
- 問い合わせや資料請求で取りたい行動
- 更新を社内で行うか、外注するか
この時点で全部揃っていなくても問題ありません。ただし「未確定項目が何か」は明確にしておく方が、提案の前提がぶれにくくなります。
契約では「誰が何を決めるか」を残します
IPA は情報システム・モデル取引・契約書で、ユーザ企業と IT ベンダ間の役割や責務を整理するひな型を公開しています。コーポレートサイト制作でも考え方は同じで、要件決定、原稿確認、公開判定、公開後の保守を誰が担うかを決めないと、追加費用や認識違いが起きやすくなります。

出典画像: IPA「情報システム・モデル取引・契約書」の参照箇所(2026年7月22日取得)
https://www.ipa.go.jp/digital/model/index.html
発注前には、少なくとも以下を見積書や契約前メモへ落とします。
- サイトマップと必要ページの確定者
- 原稿、写真、ロゴの準備責任
- デザイン確認回数
- 問い合わせフォームやCMSの対象範囲
- 公開後の更新担当
- 別見積もりになる作業
ここが曖昧だと、途中で「そこまで含まれていない」と言われやすくなります。
特に納品前に確認したいのは次の5点です。
1. 公開判定を出す担当者
2. 修正依頼を何回まで含むか
3. フォーム通知先や資料請求先のテスト範囲
4. GA4 や Search Console の設定をどこまで含むか
5. 公開後の軽微修正を何日・何回まで含むか
ドメイン管理と各種アカウントは公開前に自社主導へ寄せます
JPRS は、JPドメイン名の管理指定事業者変更で認証コードが必要になること、手続き完了まで数日程度かかる場合があることを案内しています。制作会社に任せるとしても、ドメインや更新通知の受信先を自社で把握していない状態は危険です。コーポレートサイトは会社の信用確認に使うページなので、管理権限が不明なまま公開しない方が安全です。

出典画像: JPRS「ドメイン名の管理指定事業者の変更」の参照箇所(2026年7月22日取得)
https://jprs.jp/about/dom-rule/agent-change/
制作前チェックとしては、次の順で確認します。
1. ドメインの登録者名義と更新先メールアドレス
2. サーバー契約者とログイン情報の保管先
3. アクセス解析、Search Console、フォーム通知先の管理者
4. 制作会社変更時に返却されるデータ
制作会社へ全部任せる場合でも、少なくとも次は自社で把握しておく方が安全です。
- ドメインのログイン先
- サーバー契約の名義
- GA4 と Search Console の管理者
- フォーム通知メールの送信先
- 退職者や旧制作会社アカウントの棚卸し方法
公開後の計測まで発注前に決めると失敗しにくい
検索上位の競合記事では、制作工程や必要ページの説明が中心ですが、発注前の相談で実際に不足しやすいのは「公開後の運用前提」です。公開後に次のどれを毎月見るのかを先に決めておくと、単なる納品で終わりにくくなります。
- 問い合わせ数
- 資料請求数
- よく見られるサービスページ
- 採用ページの閲覧数
- 自然検索で流入しているページ
発注前に、無料診断で比較条件を先にそろえられます
制作会社へ相談する前に、自社サイトで何が足りないかを第三者目線で整理しておくと、提案の比較がしやすくなります。今の導線や必要ページの優先順位を先に見たい場合は https://newcheck.jp/setagaya-shindan を、アクセス改善の見方を確認したい場合は https://newcheck.jp/analytics が参考になります。
コーポレートサイト制作の発注前チェックリスト
- 誰が最初に見るサイトかを1つ決める
- その人に判断してほしい情報をページ単位で分ける
- 原稿、写真、ロゴ、実績掲載許可の有無を確認する
- 問い合わせ、資料請求、採用応募の導線を分ける
- ドメイン、サーバー、解析、フォーム通知の管理主体を把握する
- 見積もり条件と含まれる作業範囲をそろえて比較する
- 公開後3カ月の更新担当、確認日、見る指標を決める
よくある質問
コーポレートサイトにはどんなページが必要ですか
最低限は、会社概要、事業内容、問い合わせ先です。ただし、発注前に「比較検討」「採用」「資料請求」まで狙うなら、実績、よくある質問、採用情報、資料請求導線も必要になります。
会社概要だけのサイトでも作る意味はありますか
あります。ただし、検索後の信用確認だけが目的なら1ページでも機能しますが、比較検討や問い合わせ獲得まで狙うならサービス説明、実績、導線まで必要です。
制作会社へ全部任せても問題ありませんか
制作そのものは任せられますが、ドメイン、契約、原稿承認、公開判定、計測設定まで丸投げしない方が安全です。会社の公式情報として何を載せるかは自社で判断できる状態を残してください。
発注前に何を渡せば見積もりが出しやすいですか
会社概要、載せたいサービス、参考サイト、既存ロゴや写真、問い合わせ目的、公開希望時期があると精度が上がります。全部揃っていなくても、未確定項目を先に共有すると見積もりの前提がずれにくくなります。
発注前に決めるべきなのは、見た目より公開後の運用です
コーポレートサイト制作で重要なのは、豪華なデザインより「誰向けの公式情報か」「公開後に誰が管理し、何を改善するか」を決めることです。発注前にその前提が揃っていれば、制作会社の提案も比較しやすくなります。何から決めるべきか曖昧な場合は、必要ページの整理、見積もり比較、公開後の運用前提まで含めて、発注前の段階から相談できる状態にしておく方が安全です。
メールで受け取る
診断案内や料金資料を先に受け取りたい方へ
メールアドレスを入れると、資料請求フォームへそのまま進めます。料金、進め方、 無料診断の案内をまとめて確認したいときに使えます。
入力したメールアドレスは資料請求フォームへ引き継ぎます。
筆者プロフィール

New Check編集部
Web制作・SEOコンテンツ編集
ホームページ制作、SEO、運用改善に関する記事を、実務で使える判断材料が先に伝わる構成で編集しています。現場の相談でよく出る論点を整理し、公開後も最新情報に合わせて見直します。
制作ポリシー
公式資料・一次情報・自社データを優先し、判断条件や確認手順まで整理してから公開しています。 記事は更新のたびに、この方針に沿って見直しています。
