制作準備 / 10分で読めます
ホームページリニューアルの依頼方法|現状を止めずに伝える発注項目
ホームページリニューアルを依頼する前に、目的、移行対象、権限、公開条件を整理し、制作会社へ同じ条件で見積もりを頼む手順を解説します。
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目次
結論:リニューアル依頼は「新しく作るもの」と「今あるもの」の両方を渡す
ホームページのリニューアルを依頼するときは、希望デザインだけを伝えるのではなく、目的、残すURL、移すデータ、現在の管理権限、公開後の更新担当を一つの依頼書にまとめます。既存サイトには検索評価、問い合わせ導線、契約中のサービスが積み重なっています。新規制作と同じ感覚で作り直すと、必要なページや権限を公開直前に探すことになりがちです。
2026年9月6日時点の上位記事では、目的設定、制作会社選び、費用、スケジュール、SEOが共通論点です。一方で「誰が現サイトの管理者か」「旧URLをどう引き継ぐか」「検収前にどの権限を受け取るか」を一続きの依頼手順にした説明は多くありません。本記事では、現状を止めずに発注するための実務項目へ再構成します。
IPAのモデル契約から分かること:役割と承認条件を先に決める
IPAの「情報システム・モデル取引・契約書」は、ユーザー企業とベンダーの取引構造を透明化し、開発段階ごとの責任や契約のひな型を示しています。ホームページのリニューアルでも、調査、設計、原稿、移行、テスト、公開の各工程について、担当者と承認者を文章にすることが重要です。

出典画像: IPA「情報システム・モデル取引・契約書」の参照箇所(取得日: 2026-09-06)
依頼書には「制作会社にお任せ」ではなく、次のように判定できる形で書きます。
- 現サイト調査は誰が行い、結果を誰が承認するか
- 原稿と写真は誰が用意し、いつ確定するか
- URL一覧、リダイレクト、フォーム送信を誰が試験するか
- 公開可否を決める責任者と、延期する条件
- 公開後の不具合対応期間と連絡先
記事を読みながら確認したい比較表
| 見るポイント | 確認したいこと | 判断の目安 |
|---|---|---|
| 現状整理 | 今の課題や条件を書き出す | 後から追加費用や確認漏れを減らせる |
| 比較軸 | 金額以外の違いを並べる | 判断基準が揃う |
| 相談前 | 必要資料と質問項目を決める | 相談後の行き違いを減らせる |
Search Console公式資料から分かること:所有者権限は自社にも残す
Google Search Consoleの公式ヘルプは、所有者がプロパティを完全に管理し、他のユーザーの追加・削除もできると説明しています。リニューアル会社だけが所有者になっていると、契約終了や担当変更の際に検索データと設定へアクセスできなくなる恐れがあります。

出典画像: Google「所有者、ユーザー、権限の管理」の参照箇所(取得日: 2026-09-06)
依頼前に、Search Console、Google Analytics、タグ管理、ドメイン、サーバー、CMSの管理者を一覧化します。少なくとも一人は自社の継続利用できるアカウントを所有者にし、制作会社には作業に必要な範囲で権限を付与します。
制作会社へ渡す7項目
1. リニューアルの目的
「古いから」では比較できません。問い合わせ増加、採用応募、サービス整理、更新負担の削減など、公開後に確認する行動を一つか二つに絞ります。
2. 現サイトの資産一覧
全URL、アクセス上位ページ、問い合わせフォーム、ダウンロード資料、画像、記事、計測タグを一覧にします。残す・統合する・削除候補の三つに仮分類します。
3. 必要なページと機能
会社概要、サービス、実績、料金、FAQ、問い合わせなどを、必須と追加提案に分けます。予約、会員、決済、多言語は運用担当まで確認します。
4. 原稿と素材の担当
原稿作成、写真撮影、ロゴデータ、事例掲載許可について、自社と制作会社のどちらが担当するか決めます。未確定素材は仮置き期限も書きます。
5. 移行とSEOの条件
旧URLと新URLの対応表、リダイレクト、タイトル、構造化データ、サイトマップ、Search Console確認を見積もり項目にします。記事数だけでなく、移行対象の種類を伝えます。
6. 公開と検収の条件
スマートフォン表示、主要ブラウザ、フォーム到達、メール受信、リンク切れ、計測、バックアップをチェックリスト化します。「公開したら納品」ではなく、検収期間を決めます。
7. 公開後の管理
更新範囲、バックアップ、障害対応、CMS更新、追加費用、解約時のデータ返却を確認します。ドメインやサーバーを誰名義で契約するかも依頼時に示します。
相見積もりは同じ依頼書で取る
1. 現サイトのURLと目的を一枚にまとめる
2. 依頼範囲と自社担当を確定する
3. 同じ資料を2〜3社へ渡す
4. 各社の前提条件と除外作業を質問する
5. 初期費用、運用費、移行費を分けて比較する
6. 権限、検収、解約条件を確認して決定する
金額差が出たら、値引きの前に「原稿本数」「修正回数」「記事移行」「旧URL対応」「公開後サポート」の有無を揃えます。条件が揃って初めて価格を比較できます。
注意点:公開日だけ先に決めない
公開日は事業上重要ですが、原稿未確定、ドメイン権限なし、フォーム受信先未確認の状態で固定すると品質確認が圧迫されます。希望日と、公開できる条件をセットで決めてください。また、旧サイトをすぐ削除せず、バックアップと主要画面の記録を残してから切り替えます。
FAQ
依頼前に現サイトの管理情報が分からない場合はどうしますか
請求書、契約書、ドメイン検索結果、社内メールを確認し、分かる範囲を一覧にします。制作会社には調査工程を別項目で見積もってもらい、推測のまま移行しないことが重要です。
リニューアルでは何社に見積もりを頼めばよいですか
同じ条件で対話できる2〜3社が現実的です。候補を増やすより、質問への回答、移行方法、公開後の管理まで深く比べる方が判断しやすくなります。
既存記事はすべて移すべきですか
一律には決められません。検索流入、問い合わせへの貢献、情報の正確さ、他ページとの重複を見て、維持・統合・更新・削除をURL単位で判断します。
リニューアル会社へ相談する前に現状と依頼範囲を整理したい方は、NewCheckの無料診断をご利用ください。引き継ぐ資産と、先に回収したい管理情報を整理できます。
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筆者プロフィール

New Check編集部
Web制作・SEOコンテンツ編集
ホームページ制作、SEO、運用改善に関する記事を、実務で使える判断材料が先に伝わる構成で編集しています。現場の相談でよく出る論点を整理し、公開後も最新情報に合わせて見直します。
制作ポリシー
公式資料・一次情報・自社データを優先し、判断条件や確認手順まで整理してから公開しています。 記事は更新のたびに、この方針に沿って見直しています。
