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ホームページ制作会社が倒産したら?ドメイン・サーバー・更新権限を戻す順番
制作会社が倒産・廃業・連絡不能になったときに、ドメイン、Search Console、サーバー、契約資料をどの順番で確保すべきかを整理します。
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目次
結論:最優先は「新しい会社探し」ではなく、自社で戻せる権限を1つずつ確保することです
ホームページ制作会社が倒産したときは、まずリニューアル見積もりを取り始めるよりも、ドメイン、Search Console、サーバー、メール、契約資料の所在を自社で確認することが先です。ここが曖昧なまま乗り換え先を決めても、実際の移管作業で止まりやすくなります。
2026年7月27日に ホームページ制作会社 倒産 を Google で非パーソナライズ検索すると、自然検索1位は https://www.tol.jp/site_trouble/bankrupt/ でした。見出しは「困っているお客さまへ」「解決までのステップ」「相談内容例」が中心で、本文量は概算で約6,903字でした。検索意図は、倒産の一般論ではなく、今のサイトを止めずに引き継ぐ順番を知りたいに寄っています。
その意図に合わせてこの記事では、連絡不能になった直後の優先順位、JPRSのAuthCode、Search Consoleの所有権、旧制作会社の権限整理、契約書で確認する返却物までを、発注者側の初動に絞って整理します。
倒産直後の24時間で確認する5項目
制作会社が倒産しても、いきなり全部を取り返す必要はありません。まずは次の5項目だけ確認できれば、復旧方針をかなり決めやすくなります。
- ドメインの登録者名義と更新通知先メール
- サーバー契約先、DNSの管理画面、メールが止まるかどうか
- 現在のサイトデータとバックアップの所在
- Search Consoleや解析ツールの所有者、管理者、閲覧者
- 契約書、請求書、見積書、更新案内メールの有無
この中で最優先は、URLとメール受信を維持できるかです。ホームページが一時的に古いままでも、ドメイン失効やメール停止が起きる方が事業への影響は大きくなります。
倒産時に優先して確認したい権限表
| 優先度 | 確認したい対象 | 取るべき行動 |
|---|---|---|
| 最優先 | ドメイン管理権限 | 登録名義とログイン先を確保する |
| 高 | サーバーとメール | 契約先と請求先を確認して停止を防ぐ |
| 高 | 更新データ | CMS、素材、バックアップを回収する |
ドメインは「どこで管理しているか」より、誰が承認できるかを先に見ます
JPRSは、管理指定事業者の変更手続きでAuthCodeが必要になり、開始から完了まで数日かかる場合があると案内しています。さらに、登録者が変更元の指定事業者へAuthCodeを確認し、その後に変更先へ申請し、変更元側で承認手続きを進める流れになっています。つまり、制作会社が倒産した場面で重要なのは、名義だけでなく承認メールやAuthCodeの経路を自社で追えるかです。
ホームページ制作会社が倒産したときは、次の順で確認してください。
- ドメイン更新メールがどのアドレスに届いているか
example.jpやexample.comを誰が契約しているか- 管理画面へ入れる人が社内にいるか
- 変更元の事業者と変更先の事業者がどこか
- AuthCodeを取得できる見込みがあるか
この確認が取れれば、サイト本体の移設が後になっても、URLを守れる可能性が高くなります。逆にここが不明だと、乗り換え先を決めても手続きが進みません。

出典画像: JPRS「ドメイン名の管理指定事業者の変更」の参照箇所(2026年7月27日取得)
Search Consoleは「確認済み所有者」を自社で持てるかが分岐点です
GoogleのSearch Consoleヘルプでは、確認済み所有者が最高レベルの権限を持つと案内されています。所有権を確認できない場合は、現在の所有者にアクセス権を付与してもらう方法もありますが、制作会社が連絡不能ならそれは期待しにくいです。
そのため、旧制作会社だけがSearch Consoleを持っていた場合は、次のどちらが可能かを早めに見ます。
- 自社でDNS、HTMLタグ、HTMLファイルなどの確認方法を追加して所有権を確認できる
- すでに自社アカウントがフルユーザー以上で入り口を持っている
Googleは、複数の確認方法を追加できること、確認トークンが有効である限り権限が維持されること、確認済み所有者がいなくなると全ユーザーがアクセスできなくなることも説明しています。つまり、制作会社の倒産対応では自社アカウントで確認済み所有者を1つ確保することが、あとから分析やインデックス管理を続ける前提になります。

出典画像: Google Search Console ヘルプ「サイトの所有権を確認する」の参照箇所(2026年7月27日取得)
Google Search Console ヘルプの原文を確認する
旧制作会社の権限は、自社で所有権を取ってから整理します
Search Consoleの別ヘルプでは、他ユーザーに権限を付与できるのは所有者だけであり、プロパティには1人以上の確認済み所有者が必要だと案内されています。確認済み所有者を外すには、サイト側のトークン削除まで必要です。
この仕様から逆算すると、制作会社が倒産した直後にやるべき順番は次の通りです。
- 自社アカウントで確認済み所有者を確保する
- 旧制作会社のGoogleアカウントが何権限かを確認する
- 委任された所有者や不要ユーザーを整理する
- 必要なら古い確認トークンを削除する
ここを飛ばして先にサイトだけ直しても、旧制作会社のトークンが残ったままだと、後から所有者の整理で混乱しやすくなります。ホームページの見た目より先に、検索データと管理権限の支配線を明確にする方が安全です。

出典画像: Google Search Console ヘルプ「所有者、ユーザー、権限の管理」の参照箇所(2026年7月27日取得)
Google Search Console ヘルプの原文を確認する
契約書で探すのは「責任分界」と「返却物」です
IPAの「情報システム・モデル取引・契約書」は、ユーザ企業とITベンダの取引構造を透明化し、各開発段階で担う責務の解説と契約書ひな型を提供しています。ホームページ制作でも、この考え方はそのまま使えます。倒産時に問題になるのは、制作物の出来栄えより、どこまでが委託範囲で、何が自社へ返却される前提だったかです。
契約書、見積書、請求書で優先して探したいのは次の項目です。
- HTML、画像、原稿、ロゴ、写真、CMSテーマの引き渡し条件
- サーバー保守と障害対応の範囲
- ドメイン更新やSSL更新を誰が担当する契約だったか
- 契約終了時のデータ返却条件
- Search Console、GA4、フォーム通知先メールの管理主体
ここが見えると、「権限整理だけで復旧できる」のか、「別会社で仮復旧しながら再構築が必要」なのかを切り分けやすくなります。見積書1枚しか残っていなくても、返却物の言い回しや保守範囲がヒントになることがあります。

出典画像: IPA「情報システム・モデル取引・契約書」の参照箇所(2026年7月27日取得)
サーバー切り替えは「サイト」と「メール」を分けて考えます
制作会社が倒産すると、ホームページ本体だけに目が向きがちですが、実際にはDNSの向き先変更でメールまで止めてしまう事故が起きやすいです。特に info@ や contact@ を同じドメインで使っている場合は、Webサーバー移行とメール運用を一緒に触ると切り分けが難しくなります。
初動では、次の順で影響範囲を分ける方が安全です。
- いまサイト表示がどこに向いているか
- メールの送受信がどのサービスで動いているか
- DNSを変えると何が同時に変わるか
- フォーム通知先が今も届いているか
ここが曖昧なまま「とりあえずサーバー移転」を進めると、表示は直ってもメールだけ止まることがあります。ホームページ制作会社が倒産した場面では、見た目の復旧より先に、問い合わせ経路を落とさない設計を優先してください。
契約書がなくても、手元資料だけで追えることはあります
制作会社と連絡が取れなくなると、「契約書が見つからないから何も分からない」と感じやすいですが、実際には周辺資料からかなり追えます。
- ドメイン更新メールから契約事業者名を探す
- クレジットカード明細や振込履歴から請求先サービス名を探す
- 過去の公開連絡メールからサーバー名やCMSログインURLを探す
- フォーム通知メールの送信元や返信先から設定の痕跡を見る
- 社内PCのブックマークやパスワード管理ツールを確認する
特に、毎年届いていた更新案内メールや請求書PDFは強い手がかりです。ログインIDがなくても、契約先サービスが分かれば、本人確認や契約確認で前に進める場合があります。最初から完全復旧を目指すより、いま残っている証跡で何を証明できるかを整理した方が現実的です。
仮復旧で足りるケースと、作り直しが必要なケース
制作会社が倒産したとき、すぐ全面リニューアルになるとは限りません。判断は次のように分けると整理しやすいです。
- 仮復旧で足りるケース: ドメインとサーバーが生きている、表示はされている、自社で権限を取り戻せる、更新停止だけが問題
- 作り直しを検討するケース: サーバー契約先が不明、CMSログインもバックアップもない、旧会社の独自環境で保守不能、フォームやメールまで不安定
特に、会社案内、問い合わせ、営業時間、採用情報だけでも早く戻したい場合は、仮の静的ページや最小限の仮サイトで受け皿を先に作る方が良いことがあります。逆に、ドメインも分析権限も自社で押さえられているなら、慌てて作り直すより、現サイトの棚卸しをしてから移行計画を立てる方が費用を抑えやすいです。
新しい制作会社に渡すと調査が早くなる資料
引き継ぎ先へ最初に渡したいのは、技術用語の多い説明ではなく、調査に必要な事実です。
- 現在のURL
- 社名と担当者名
- 連絡不能になった日
- 契約書、見積書、請求書、振込履歴
- ドメイン更新メールやサーバー通知メール
- 分かる範囲のログイン情報
- 直近で困っていること
最後の項目は重要です。たとえば「フォーム通知が届かない」「メールだけ止めたくない」「会社概要だけ先に変えたい」で、優先順位は変わります。全部を直す依頼より、今止めたくない機能から順に伝える方が復旧は早くなります。
制作会社倒産時の初動チェックリスト
- ドメイン更新メールを自社で見られるか
- Search Consoleに自社アカウントで入れるか
- サーバー契約先と請求先が分かるか
- バックアップまたは現行データを退避できるか
- 契約書に返却物や保守範囲の記載があるか
- 連絡先だけでも先に公開できる状態を作れるか
この6点が埋まると、復旧の難易度と次の依頼先への説明精度が一気に上がります。
倒産直後に避けたい3つの誤操作
- 旧環境の情報が取れていないのにDNSだけ先に切り替える
- 権限確認前にSearch Consoleや解析アカウントを作り直して履歴を分断する
- 契約資料を探さずに「全部作り直し前提」で見積もりだけ集める
急いで動くほど、この3つは起きやすいです。引き継ぎでは速度より順番の方が重要で、何を止めたくないかを決めてから変更する方が結果的に早く復旧できます。
よくある質問
制作会社が倒産するとホームページはすぐ消えますか
必ずしもすぐ消えるわけではありません。契約期間が残っていれば表示が続くこともあります。ただし、更新、障害対応、ドメイン更新承認が止まると急にリスクが高まるため、表示の有無より権限確認を優先してください。
ドメインが制作会社名義でも取り戻せますか
状況次第ですが、更新通知メール、契約資料、登録者情報、AuthCodeの取得可否が分かれば進められる場合があります。まずは名義だけで諦めず、承認経路を洗ってください。
Search Consoleに自社が入れない場合は何から始めるべきですか
自社で確認済み所有者になれる方法があるかを確認します。DNS、HTMLタグ、HTMLファイルなどで所有権を確認できれば、旧制作会社に連絡できなくても権限回復の道が開きます。
倒産直後の状況整理から相談したい場合
New Checkでは、ホームページ制作会社が倒産・廃業・連絡不能になったときに、ドメイン、Search Console、サーバー、契約資料のどこから確認すべきかを整理できます。すぐ作り直すべきか、まず権限回収だけ急ぐべきか迷う場合は、無料診断 から現状をまとめていただくと、引き継ぎ方針を決めやすくなります。アクセス状況や改善余地も合わせて見たい場合は、アクセスデータの見方 も参考になります。
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筆者プロフィール

New Check編集部
Web制作・SEOコンテンツ編集
ホームページ制作、SEO、運用改善に関する記事を、実務で使える判断材料が先に伝わる構成で編集しています。現場の相談でよく出る論点を整理し、公開後も最新情報に合わせて見直します。
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